設立趣意

薬剤師の自己研鑽の重要性

 1880年代に薬事制度が制定されて以降、国民医療の質的向上を図るため、薬剤師は医療の担い手として、有効かつ安全な薬物療法の提供を行えるよう、努力を積み重ねてきました。超少子高齢化時代を迎えた近年では、高度化した医療技術や薬物療法における薬剤師の専門的職能の発揮が求められている。さらに、在宅医療を含む地域包括ケアシステムの中において、医療、介護、福祉サービス等の多職種との連携を行い、チーム医療への参画も重要な役割となっています。
 このような状況のもと、薬剤師が、患者や多職種からの信頼と期待に応えられる職種であり続けるために、日々、薬剤師としての社会的使命や職業倫理を培い、医学的・薬学的知識のアップデートを行うことが重要であると言えるでしょう。

医薬品・医療機器・健康関連商品等の販売に関わる研修の重要性

 我が国の国民医療費は、高齢化や医療技術の高度化に伴い、増加傾向が続いています。医療費の増大による国民の健康保険料負担の増加や、国家財政圧迫への影響を軽減するため、セルフメディケーションに関する取り組みが推し進められています。2009年には、登録販売者制度が設けられ、薬局・ドラッグストア等において、薬剤師に代わり、登録販売者が一般用医薬品の販売を行えるようになりました。
 しかし一般用医薬品であっても、販売にあたって、医薬品の適応症や副作用リスクなどのプライマリケアに関する専門的知識が必要不可欠です。そのため登録販売者には、継続的な外部研修が義務付けられています。
 適切な医薬品・医療機器・健康関連商品等の販売を行い、国民の健康に維持に与するためには、登録販売者の資質向上、医薬品等の適正使用につながる質の高い研修が重要であると考えます。

法人設立の目的

 前述の通り、超少子高齢化時代を迎えた現在、セルフメディケーションの推進や地域包括ケアシステムの構築により、地域で安心して医療・介護を受けながら生活を維持していける環境を整備していくことが、我が国における喫緊の課題と言えるでしょう。
 薬剤師や登録販売者に対しても、倫理的、職能的な意識を培いながら、最新の知見に基づいた医学的・薬学的知識や多職種連携につながるコミュニケーション技術などの習得が求められています。

 しかし現状では、それらの研修は、会員制度や高額な運営費などのために、適正な価格で受講することが難しいと感じる方も少なくありません。そこで私たちは、地域住民、ひいては国家医療制度に貢献するため、薬剤師や登録販売者に対して質の高い研修を、適正な価格で提供することを目的とし、一般社団法人ファルマ・プラスを設立しました。

 すべての医療・健康事業に関わる方に、適正・適切な情報提供を行える法人運営を目指して参ります。

2022年4月
一般社団法人 ファルマ・プラス

法人概要

会社名 一般社団法人ファルマ・プラス
設立年月 2022年4月
所在地 栃木県宇都宮市御幸ヶ原
TEL 070 - 8432 - 3311
事業内容
  • 薬剤師向け研修会の実施
  • 薬剤師向け学習資料の提供
  • 医薬品・医療機器・健康関連商品等の販売に関わる研修の実施
  • 医薬品の適正な使用に関する情報の発信・提供
  • 薬局・薬店の開局・運営等に関する助言および支援
  • その他当法人の目的を達成するために必要な事業
定款 および 貸借対照表定款 | 貸借対照表

日本薬剤師研修センター(PECS)の単位発行!

  • ZOOMを利用したウェビナーのため、都合に応じて開催いただけます
  • 有志の会や地域薬剤師会等、任意団体さまとの共同研修会として開催いたします
  • 営利企業さまの研修も、スポンサード研修として単位発行をさせていただきます。薬剤師の先生方の参加モチベーションにも繋がります