【G20 - 1単位】EBM 入門セミナー~Clarity AD 試験を中心に認知症治療について考える
● 開催日時
2023年12月5日(火) 19:30 ~ 21:00
・申込期限 2023年12月5日(火) 18:00 まで
・ZOOM URLをお送りする予定日 … 11月28日(火)/12月2日(土)/12月4日(月)/12月5日(火) 18:30頃
● セミナー要旨
認知症の治療は困難を極め、有効な治療薬がないのも現状です。近年、認知症治療薬にアミロイドβ(Aβ)プラークを減少させる新たなクラスが登場しました。また認知症との関わりにおいて欠かせないBPSD(認知症の行動・心理症状)のマネジメントも重要です。今回は、先日、米国に続き本邦でも承認されたレカネマブの第3 相試験Clarity AD 試験を取り上げます。抗体医薬であるアデュカヌマブおよびレカネマブについて、アルツハイマー病(ADAD)による軽度認知障害(MCIMCI)および軽度ADAD(総称して早期AD と定義)患者に対する有効性と安全性が検討されてきました。
レカネマブは、第2 相試験(12 か月投与)ではプラセボと群との差が示せませんでしたが、第3 相試験(18 か月投与)では、脳内のAβ 蓄積が減少し、臨床認知症評価(CDRCDR)の増悪が27% 抑制されることが示されました。一方で、有害事象も多く認められています。バイアスが排除された、信頼性の高い結果を得ることができるRCT の長所と短所、得られたエビデンスの読み方の基本を学びながら、参加者自身でも考えることができるようになるためのセミナーです。
【G20 - 1単位】遺伝子治療の現状と展望 ~開発から市販後の課題まで~
● 開催日時
2023年12月10日(日) 10:00 ~ 11:30
・申込期限 2023年12月9日(土) 22:00 まで
・ZOOM URL配信予定 12月9日(土) 22:00
● セミナー要旨
現在、世界の数百万の人々が約7,000種類の希少疾病に罹患していると言われており、その80%は遺伝子が関与している疾患、また確立した治療法が存在するのは約5%しかありません。そのため、再生医療等製品の登場により、今まで治療オプションの少なかった遺伝性疾患に対して、遺伝子治療は有望な治療手段と期待されています。一方、遺伝子治療はすべての人が恩恵を被ることのできる治療法でないこともわかってきており、遺伝子治療に対する期待について理解すると同時に、科学的に証明していかなければならない要素についても、網羅的かつ正確に把握することが重要になっています。今回は、そもそも遺伝子治療って何?、という言葉の定義から、治験などから見えてきた遺伝子治療薬の開発検討ポイント、また遺伝子治療の本格到来に向けた将来展望まで、幅広く議論できればと思います。また、最後に製薬企業のメディカルアフェアーズという部署紹介もいたします。